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WORK

仕事を知る

挑戦する先輩たち

interview 01

設計・営業・製造が一体で
「部門間の距離が近い」。
互いのフィードバックが
品質向上に寄与する。

  • 職種技術系総合職(電気・設計)
  • 所属電子システム技術部電子技術課
  • 入社2017年
  • 卒業学部・学科自然科学研究科・物理学専攻

プライベートの
生活シーンに
「自分の仕事がある」喜び

電子システム技術部電子技術課で私が担当するのは、当社主力製品の1つであるミリ波帯通信機器の設計です。

近年の情報通信分野ではミリ波(周波数30〜300GHzの電波)と呼ばれる伝送線路が活発に利用されていて、ミリ波の活用で高速大容量の無線伝送が可能になります。細かなことを申し上げれば非常に専門的・技術的な話になってしまうのですが、例えば無線システムにおいて誰かが何かしらの信号を送信したとき、複数の周波数が入り交じるとノイズのようなものが発生してしまいます。我々のような設計者は何度もシミュレーションを繰り返しながら受信機側のフィルタを調整し、安定的な電波の送受信を実現させようとします。設計部門の腕のみせどころです。

ミリ波帯通信機器の使用領域・用途は実に多岐にわたりますが、例えばユーザーとインターネット通信事業者間を繋ぐ無線システムは、固定無線アクセスシステム(FWA:Fixed Wireless Access)と呼ばれ、我々が設計・製造したコンポーネントが組み込まれています。当社が手掛ける技術は社会の至る場所に実装されていますから、プライベートの生活シーンで「このなかにも自分たちで作ったものが入っているんだな」なんて考えると、とても感慨深く、仕事のやりがいも感じます。

JAXAで経験した
直径10メートル
アンテナの整備

私は2017年に入社していますが、一時は3カ月間ほど、衛星試験の試験要員として当社主要取引先である宇宙航空研究開発機構(JAXA)に出張していたことがあります。今思い返しても非常に印象深い思い出です。

そのときは長野県佐久市の臼田宇宙空間観測所というところを拠点に活動しました。同観測所には探査機からの観測データを受信する大型アンテナなどが配備されているのですが、私が出向したのは真冬の時期で、測定器を担いで雪山に登り、小型衛星追尾用の直径10メートルアンテナの整備に携わりました。

設計の仕事と言えば、オフィス内でパソコン画面のCADを前に黙々と作業する……みたいな“お堅い”イメージがあると思うのですが、こうしためったに巡り会えない貴重な機会を得られるのも、当社の特色の1つだと思います。

もう1つ「当社ならでは」の特色を申し上げれば、部門間の距離が近いことが挙げられると思います。設計部門、営業部門、製造部門、そして生産工場がすべて同じ敷地内にありますから、お客様の声・現場の声が我々のもとに届きます。図面にも「良い図面・悪い図面」があり、下手な図面を描けば直ちに工場からクレームが入ります。

ある意味では緊張感のある職場ですが、設計・営業・製造・工場が一体になることでお互いにフィードバックを与えやすくなるため、品質の高い製品づくりにつながります。特に当社の場合、お客様のニーズ=完全受注生産ですから、お客様ニーズに的確に応える商品を送り出す万全の環境が整っていると思います。

別の分野から来ても
チャレンジの機会を
与えてくれる

私自身、大学では物理を専攻し、機構設計に携わっていました。今の仕事から考えると専門外ではあるのですが、電気・通信の世界にも比較的早めに馴染むことができたと思います。私以外にもいわゆる電気・電子系以外の社員が集まっていて、別の分野から来てもチャレンジの機会があり、スキルを高めるための設備・教育も揃っています。やりたいという気持ちがあるのであれば、自分の専門領域を気にせずチャレンジしてみてほしいです。

今は密かに無線系の資格取得を目指しています。具体的には「陸上特殊無線技士」という、陸上にある無線設備を設置・操作するために必要な資格です。無線ユーザーに必要な資格なので、設計者である私にとって必須というわけではありませんが、こうした資格を持っていれば設計者の立場とはまた違った知見が得られるかもしれません。いつかこの経験を今の仕事に還元していきたいです。

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